単身赴任生活が決まってから家計への負担を如何に抑えるかを考えていました。その一つが帰宅交通費。
何のために仕事をしているのか、私の場合は家族のためだと断言できます。なので週末は自宅に帰り家族と一緒に過ごしたい。せめて週末だけでも。
幸い、転勤先は自宅から約250kmなので何とか毎週帰宅できる範囲の距離。どのように帰宅交通費を抑えるかを考えた結果は燃費のいい軽自動車で帰宅すること。
この記事は、毎週帰れる距離で単身赴任をしている同じような境遇の方、かつ、車を買い換えるタイミングである方に参考になればと思います。
そもそも何故、車で帰宅するか
まず、帰宅交通費を抑えるという視点から公共交通機関での帰宅は候補から外れました。新幹線を使うと往復12,000円。新幹線を使わなくても往復8,000円、毎週帰宅するとなると少なくとも月32,000円の出費が必要になるからです。
結論から書くと軽自動車で帰宅して月24,000円(内、高速料金12,000円)なので差額は月8,000円。この節約効果のために車での帰宅を選択しました。
とは言っても、公共交通機関を利用するメリットは何と言っても体が楽、移動時間も本を読むなど時間を有効に使うことができることだと思います。僕の場合は、新幹線を使えば往復6時間、車で移動する時間は往復8時間。その差は2時間。この時間をお金で買うという考え方もできるし公共交通機関でも夜行バスを利用するなど節約できる方法があると思うので自分の価値観と照らし合わせて考える必要があります。
僕の場合、単身赴任前後で車に乗っている時間を比較すると、単身赴任前が通勤時間往復一日1.5時間、週7.5時間。単身赴任後は毎週帰宅で往復8時間。単身赴任前後で乗車時間はさほど変わらないという点も車での帰宅を選択した理由の一つになっています。
燃費のいい軽自動車との出会い
単身赴任が決まった時、それまで通勤に使用していた軽自動車(走行距離20万キロ超、年式15年以上前)の買い替えを決めました。その時点で車で帰宅することを決めていたし、20万Km超の軽自動車での長距離移動に少々不安があったからです。
候補としては軽自動車。普通車は税金が高いし、単身赴任先との帰宅往復での使用がメインなので必要最小限の大きさで手頃な価格が条件(新車も候補から外しました)。
夜中の長距離移動も想定していたので車中泊ができる軽自動車がいいなと思い初めは軽バンを検討していました。
軽自動車ならば燃費はさほど変わらないだろうと思っていましたが、調べてみると軽自動車の中でも燃費性能にかなりの差があることを知り、快適性(フルフラット車中泊)も重要だけどランニングコスト(ガソリン代)も帰宅回数を考えるともっと重要、ということで小型で燃費のいい軽自動車にも候補を広げることにしました。
燃費のいい軽自動車=車内が狭い=窮屈というイメージがありましたが、実際に中古車を見て回って実車に乗ってみると以外に快適な車内空間で、一気に低燃費軽自動車に気持ちが切り替わっていきました。
どれくらい節約できる?
僕が購入した軽自動車の場合、高速と信号の少ないバイパス道路を利用して実燃費で27~30km/L。満タンで片道250kmを給油なしで往復できます。往復でガソリン消費20L、ガソリン代150円/Lとして3,000円/週で帰宅できることになります。
もう一台所有しているファミリーカーは実燃費が約12km/Lなので同じ距離を走ると倍以上のガソリン代がかかることを考えると低燃費軽自動車を選択して正解でした。
高速を使う場合はその分費用がかかりますが(自分の場合は往復約3,000円)、ガソリン代は必ずかかる費用なので節約するために是非検討しておいた方がいいと思います。
イニシャルコスト(購入費用)の面では、中古車を選択肢に入れることでグッと出費を抑えられます。僕の場合は、全て込みで65万円。車検の残りが4ヶ月と短かったのですが車検代が5万円として実質70万円で購入できたことになります。
ハイブリッドの代名詞とも言えるプリウスの実燃費が20-25km(執筆時点)なので、70万円でハイブリッド車と同等の燃費性能を手に入れることが出来ると考えることもできます。
おすすめの機能は?
燃費性能は時代によって変わると思うので、買うタイミングでベストなものを選べばいいと思います。長く乗るものだからデザインなど燃費以外にも納得のいくものを選びたいですよね。
僕の場合、燃費性能以外でこだわったのは、標準装備のオーディオ。AUXなどの外部入力があることでした。外部入力があればスマホを接続できるので、ナビがなくても不自由しないという点がその理由。
前回の記事(リンク)でも書きましたが、インターネット環境にWiMaxを使っていると車でも通信費を気にせず、ストリーミング音楽聴き放題という使い方が出来るので長距離運転が快適になります。
あとは自動ブレーキなどの安全アシスト機能、自分の場合は値段との兼ね合いで選択肢から外れましたが、長距離運転での安心感も得られますし、保険料の割引適用が受けられる場合もあるので、こちらも検討の価値があると思います。
単身赴任に楽しみを
単身赴任での帰宅時間は平日のストレスフルな生活から解放され家族に会えるまでの幸せな時間。経済的な不安をなるべく抑えて、気持ち良く帰宅までの時間を過ごしたいと思います。