TransferWiseをご存知ですか?海外送金の手数料が大幅に抑えられる画期的なサービスなので紹介したいと思います。
僕の場合は、これまでネット銀行から海外送金をしていましたが、TransferWiseから送金することで手数料が大幅に削減できました。
TransferWiseってどんな仕組み?
通常、海外送金は、国内の金融機関から中継銀行を経由しながら目的の海外口座に入金されます。自分のお金が実際に国境をまたいで動いているイメージです。
一方、TransferWiseは世界中の銀行にTransferWiseが保有する口座があり、送金金額を国内のTransferWiseに入金すると、送金先の国のTransferWiseの口座から指定口座に入金されます。
自分のお金は国境を移動せず、同等金額が現地の銀行間で移動するイメージですね。
この仕組みのおかげで、中継銀行も介さず手数料が抑えられている素晴らしいサービスになっています。
為替レートも実勢レートが採用されているので透明性の高い手数料となっています。
実際、どれくらいお得か?
例えば、100,000円を香港に送金する場合で比較してみます。
楽天銀行の場合
楽天銀行の海外送金シミュレーションでは
- 送金手数料:750円
- 海外中継銀行手数料:1,000円
- 円貨送金手数料:3,000円
合計4,750円の手数料となっています(こちらのサイトから確認できます)
これは、日本円で香港の銀行に送金する場合です。例えば、HSBCに外貨(日本円)で入金する場合、HSBCの入金手数料として更に0.25%かかります(15万円以上の場合)。
香港ドルにしてから送金すると円貨送金手数料はかかりませんが、実勢レートよりも円安のレートで両替されてしまいます。
この記事を書いている時点の為替レートが1HKD=14.0円ですが、海外送金時に採用されるレートは14.35円となっているので、実質2,500円余分に必要になる計算になります。
- 送金手数料:750円
- 海外中継銀行手数料:1,000円
- 円貨送金手数料:0円
- 為替実勢レート差:2,500円
合計4,250円。円貨で送金するよりもHKDで送金した方が若干お得ですが4,000円以上かかることに変わりはありません。
TransferWiseの場合
同じくTransferWiseでシミュレーションすると
100,000円を香港に送金する場合、手数料884円。たったこれだけです(こちらのサイトから確認できます)。
手数料が引かれた99,116円が実勢レートで香港ドルに両替されて指定口座に送金されます。
実際の送金金額で比較してから
上記の例は、あくまでも100,000円を海外送金する場合の例です。かつ、執筆時の為替レートの場合です。
送金金額や為替レートによって、手数料は変わってきます。
例えば、楽天銀行で日本円で送金する場合だと、一回の送金上限額1,000,000円を送金しても手数料は合計4,750円のままです。HSBCに入金する場合は、外貨入金手数料として0.25%(2,500円)かかるので実質合計7,250円かかります。
TransferWiseの場合は、1,000,000円を香港ドルで送金する場合の手数料は7,140円となっているので、楽天銀行の場合とそれほど変わらないことになります。
比較的少額の海外送金をする場合にお得という意味で、TransferWiseは海外送金を身近に手軽に行えるようにしてくれる素晴らしいサービスと言えるのではないでしょうか。